2022/4/1に発表された内閣府の「Society 5.0の実現に向けた教育・人材育成に関する政策パッケージ(案)最終とりまとめ」ですが、デジタル・シティズンシップ教育に関する記述のうち、12月24日の中間まとめとの違いについて簡単にまとめておきます。デジタル・シティズンシップ教育カリキュラム開発のための具体的なロードマップが記載されている意味は非常に大きいと言えるでしょう。
(1) メディアリテラシーの重要性の指摘
「メディアリテラシーを育むなかで論理や事実を吟味しながら理解し」が追加された。(p.9)
(2) 学校外の人々との触れ合いを追加
「子供が多様な人に触れ、学校にとどまらない学びの場所を提供することで、子供の持っている良さや可能性を多様な第三者から引き出すことにより、子供に対する「評価」を多様化していくことも重要」が追加された。(p.26)
(3) デジタル・シティズンシップ教育推進ロードマップの明記
ロードマップにデジタル・シティズンシップ教育推進のカリキュラムの開発の方向性と年度計画が新たに明記された(p.28-29,31)
最終とりまとめ https://www8.cao.go.jp/…/kyouikujinzai/saishu_print.pdf
中間まとめ https://www8.cao.go.jp/…/tyous…/kyouikujinzai/chukan.pdf